障害者アートの歴史

障害者アートはいつからあるのか

2000年以降に認識が広まった

障害者アートという言葉は、最近でこそ耳にする機会が多くなったものの、以前はあまり聞いたことがなかったという人も多いでしょう。障害者アートがいつからあるものなのか気になっている人もいるかもしれません。

障害者が芸術作品を制作すること自体は、20世紀からありました。しかし、当時は障害者アートという呼称はなく、一般的にもほとんど認知されていない状況でした。主に障害者施設などで、独自にレクリエーションのような形で行っていたという具合です。

そして、2000年代に入ると障害者施設内で芸術作品を制作するだけでなく、一般に公開するケースも増えてきました。障害者アートと呼ばれるようになったのも2000年代初頭の頃からです。2007年には有識者による意見交換が行われる機会もありました。

2013年になると、政府にも障害者アートの重要性が認識され始めるようになります。「障害者の芸術活動への支援を推進するための懇談会」が開催され、この辺りから世間一般での認知度が大きく向上しました。

2015年以降に活動が広まった

2015年頃からは、具体的な取り組みを行う企業や団体なども増えてきました。展示会が開催されたり、Webサイトなどで公開されたりするのが増えてきたのも、2015年以降からです。これにより、一般の人が障害者アートを目にするきっかけにもなりました。これまで、障害者や芸術作品に対して無関心だった人も、たまたま障害者アートを目にする機会も生まれます。

また、2000年代半ばあたりから、多様性を重視する傾向が強まってきた時期でもあります。このことも相まって、障害者アートに興味を持ち、見てみたいと考える人も多かったのかもしれません。

特別支援学校においても、芸術の分野に力を入れるようになりました。これにより、障害者の人が、芸術に触れる機会が増え、自らも芸術作品を制作してみたいと考える人が増えたのかと思います。そして、2020年頃になると、さまざまな障害者アートが制作されるようになりました。今後もさらなる障害者アートの発展が期待されるでしょう。